看護師の職場は女性が多いこともあり、人間関係でトラブルが起きることがあります。
人間関係がこじれてしまうとストレスが溜まり、仕事にも支障をきたすことになりますので職場の人間関係は良好であることが理想です。
しかしながら、看護師の転職理由の上位に人間関係のトラブルが挙がっており、人間関係を良好に保つことはなかなか難しいものです。
良好な人間関係の保ち方を知り、実践してみましょう。
まず、人間関係が良好な看護師の職場は、看護主任に人望があって指導力がある、新人の教育制度が充実している、チームワークが生かされている、職員同士がお互いに協力しあっている、そして働いているスタッフに余裕があるというのが特徴です。
しかし、職場がこのような雰囲気であっても、個人的に揉めることがあるとそれだけで仕事に行くのが嫌になることがあります。
人間関係に悩まないためには、入った直後から良好な関係を築く努力が必要です。
そのためには自己開示がキーワードになります。これは、自分自身のことを相手に積極的に伝える方法です。
趣味の話や失敗談など、プライベートなことなら何でもOKです。
自己開示は人との距離を縮めるのに役立つとされています。
自己開示以外に良い人間関係の保ち方は、相手を否定しないことです。
理不尽なことを言われたりされたりしたら相手を否定しがちですがこれは止めた方が良いです。
相手に否定されて気分が良いという人はいません。
理不尽だと思っても相手なりの考えがあってのことで、否定せずに相手のことを理解しようという姿勢でいることが大切です。
作業の効率化や情報の共有のために、医療現場のIT化が徐々に進められています。
特にIT化されているのが、カルテです。
カルテをIT化したものは電子カルテと呼ばれ、患者さんの情報が紙ではなくコンピューターに保存される形になっています。
電子カルテのメリットは、素早く情報の共有ができ、必要なときに必要な情報を取り出すことができるところにあります。
手書きのカルテだと書き込むのに時間が掛かったり、多くのカルテの中から特定の患者さんのカルテを見つけるのが困難になったりします。
電子カルテに全て保存しておけば、PCですぐに入力することができ、検索してお目当ての患者さんの情報をサッと探せます。
書き込んだ情報はリアルタイムで更新されるので、常に新しい情報が掲載されるのも良いところです。
電子カルテのIT化によって、医師はもちろん看護師たちの作業効率もアップします。
電子カルテには看護師が日々記録としてつけている看護記録も含まれていて、情報を書き込む時間を大幅に短縮できるでしょう。
気付いたときにすぐに記録することが出来るので、書き忘れも防げます。
また手書きの記録の場合、人によっては癖のある字で書き込まれていることもあります。
それが原因で内容を理解するのに時間が掛かってしまうことも珍しくありません。
一方、PCで入力すれば綺麗な文字が表示されるため、誰でも簡単に文字を解読することができます。
上記の点から、IT化にするメリットはたくさんあることが窺えます。
こうしたIT化の波は、看護の現場の中にどんどん浸透していくことが予想されます。
現役看護師の方は、ぜひ医療現場のIT化の現状や必要なスキルを知っておくようにしましょう。